退去時のハウスクリーニング費用は誰が負担?相場とトラブル回避法

【結論】退去時のハウスクリーニング費用のポイント

退去時のハウスクリーニング費用は1R/1Kで15,000〜30,000円、3LDK以上で60,000〜100,000円が相場です。国土交通省のガイドラインでは通常損耗は貸主負担ですが、契約書のクリーニング特約で借主負担となるケースが大半です。トラブルを防ぐには「契約書の特約確認」「退去前の写真撮影」「立ち会い時の項目確認」が重要です。

「退去時のクリーニング代って自分が払うの?」「敷金からいくら引かれるか不安…」という声をよく耳にします。

この記事では、退去時のハウスクリーニング費用の相場・負担ルール・トラブル回避法を、国土交通省のガイドラインに基づいて解説します。神奈川県内の賃貸物件にお住まいの方は、ぜひ退去前にご確認ください。

目次

退去時のハウスクリーニング費用は誰が負担する?

国土交通省ガイドラインの基本ルール

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、以下のように定めています。

  • 貸主(大家)負担:経年劣化・通常損耗による汚れや傷み(日焼けによる壁の変色、家具設置によるへこみなど)
  • 借主(入居者)負担:故意・過失による損傷や通常の使用を超える損耗(タバコのヤニ汚れ、ペットによる傷など)

クリーニング特約がある場合

実際の賃貸契約では、多くの場合「退去時のハウスクリーニング費用は借主負担」という特約が含まれています。この特約が有効と認められるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 契約時に借主がクリーニング費用の負担を明確に認識していること
  • 費用の金額や範囲が具体的に明示されていること
  • 借主が特約に合意したうえで契約を締結していること

退去時クリーニングの費用相場

間取り 費用相場 作業時間目安
1R / 1K 15,000〜30,000円 2〜3時間
1DK / 1LDK 25,000〜45,000円 3〜4時間
2DK / 2LDK 40,000〜70,000円 4〜6時間
3DK / 3LDK 60,000〜85,000円 5〜7時間
4LDK以上 80,000〜100,000円 7〜10時間

※上記は空室状態での一般的な目安です。汚れの状態や築年数によっても変動します。

退去時に追加費用が発生しやすいケース

タバコのヤニ汚れ

室内での喫煙によるヤニ汚れは「通常使用を超える損耗」と判断され、壁紙の張り替え費用が借主負担になります。張り替え費用は1部屋あたり30,000〜60,000円が目安ですが、経年劣化分は減額されます(6年で残存価値1円)。

ペットによる傷・臭い

ペット飼育による柱の傷、フローリングの傷、臭いなどは借主負担となります。消臭作業(10,000〜30,000円)、フローリング修繕(30,000〜80,000円/部屋)が追加になるケースが多いです。

水回りのカビ・水垢

長期間放置したカビや水垢は「善管注意義務違反」として追加クリーニング費用が発生する可能性があります。退去前にできる範囲で清掃しておくことで、追加費用を抑えられます。

退去時のトラブルを防ぐ5つのポイント

1. 入居時の状態を写真で記録する

入居時に壁・床・水回りなど各所の写真を撮影しておきましょう。退去時にトラブルになった際の証拠として非常に有効です。日付入りの写真がベストです。

2. 契約書のクリーニング特約を確認する

契約時にクリーニング費用の金額や範囲が明示されているか確認しましょう。「クリーニング費用一式◯万円」など具体的な記載があるかがポイントです。

3. 退去前にできる範囲で掃除する

特約がある場合でもクリーニング費用は変わりませんが、特約がない場合や追加費用の発生を防ぐために、退去前の掃除は有効です。特にキッチンの油汚れ、浴室のカビ、トイレの水垢は重点的に清掃しましょう。

4. 退去立ち会いで確認事項を記録する

退去立ち会い時に指摘された箇所と費用見積もりを書面で受け取りましょう。口頭だけの合意は後のトラブルの原因になります。

5. 費用に疑問がある場合は相談窓口を利用する

費用に納得できない場合は、消費者ホットライン(188)や各自治体の消費者センターに相談しましょう。国土交通省のガイドラインを根拠に交渉することで、不当な請求を回避できることがあります。

自分でハウスクリーニング業者に依頼するメリット

管理会社指定の業者ではなく、自分でハウスクリーニング業者を手配するメリットもあります。

  • 費用が安くなることが多い:管理会社の中間マージンがないため、直接依頼のほうが10〜30%安くなるケースがあります
  • 仕上がりの品質を比較できる:口コミや評判を自分で確認して業者を選べます
  • 日程を自分で調整できる:引っ越しスケジュールに合わせて柔軟に対応できます

ただし、管理会社や大家に事前に相談し、「自分で手配してよいか」の確認を取ることが前提です。

退去時のハウスクリーニングでよくある質問

Q

退去時のハウスクリーニング費用は入居者が負担するの?

A

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の使用による損耗(経年劣化)の修繕費用は貸主(大家)負担とされています。ただし、賃貸借契約に「退去時のクリーニング費用は借主負担」と特約がある場合は、借主が負担する必要があります。契約書の特約条項を確認しましょう。

Q

退去時クリーニングの費用相場はいくら?

A

退去時クリーニングの費用は間取りによって異なります。1R/1K:15,000〜30,000円、1LDK/2DK:25,000〜45,000円、2LDK/3DK:40,000〜70,000円、3LDK以上:60,000〜100,000円が一般的な相場です。管理会社指定の業者を使う場合は、相場より高くなることもあります。

Q

敷金からクリーニング費用を引かれるのは普通?

A

契約書にクリーニング費用の特約がある場合は、敷金から差し引かれるのが一般的です。ただし、「具体的な金額が明示されていない」「入居者が知らないうちに追加された」などの場合は、消費者契約法に基づき無効となる可能性があります。不明な請求があれば消費者センターに相談しましょう。

Q

退去前に自分で掃除すればクリーニング費用は免除される?

A

賃貸契約にクリーニング特約がある場合、自分で掃除をしてもクリーニング費用の免除は基本的にありません。ただし、契約に特約がない場合や、通常損耗の範囲内であれば、きれいに掃除しておくことで追加のクリーニング費用を防げる可能性があります。退去時の状態が良ければ敷金の返還額が増えることもあります。

Q

ペットを飼っていた場合のクリーニング費用は?

A

ペット可物件でペットを飼育していた場合、通常のクリーニング費用に加えて消臭・除菌作業の追加費用が発生することが多いです。追加費用の目安は10,000〜30,000円程度。壁紙の張り替えやフローリング修繕が必要な場合はさらに高額になることがあります。ペット飼育に関する特約を契約時に確認しておきましょう。

Q

退去時のクリーニング費用に消費税はかかりますか?

A

はい、ハウスクリーニングはサービスの提供にあたるため、費用に消費税(10%)が加算されます。見積もりが「税抜き」表示の場合は、消費税分を上乗せした金額が実際の支払い額になりますので注意してください。

Q

退去時のクリーニング費用が高すぎる場合はどうすればいい?

A

まず契約書の特約内容を確認し、請求が契約の範囲内かを確認します。不当に高いと感じた場合は、複数の業者の見積もりを取って相場と比較し、管理会社や大家に交渉しましょう。それでも解決しない場合は、消費者センター(188)や無料法律相談を利用できます。国土交通省のガイドラインを根拠に交渉すると効果的です。

この記事の著者

神奈川くらしのプロ比較 編集部(運営: 株式会社グローカルアクト)

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まとめ

退去時のハウスクリーニング費用は、契約書のクリーニング特約の有無で負担者が決まります。トラブルを防ぐには、入居時の写真記録と契約書の確認が最も重要です。

費用に疑問がある場合は国土交通省のガイドラインを根拠に交渉し、必要に応じて消費者センターに相談しましょう。神奈川県内の信頼できるハウスクリーニング業者をお探しの方は、以下からご確認ください。



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